華道の授業

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2025.10.30
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華道の授業

3ヶ月ほど前、テスカの舘先生のお友達で伊丹市の市議会員のやまぞのさんという方から「子どもたちに華道(未生流)を教えたいのですが、可能でしょうか?」と、ご連絡がありました。やまぞのさんは、長く華道(未生流)をされている方で日本文化である華道をもっと多くの人に広めたいと思っていますとのこと。それには今までと違って新しい試みが必要。それで子どもに体験してもらってはどうだろう?とやまぞのさんが、一緒にお稽古している仲間とそんな話しになったそうです。そこで知り合いでもある舘先生にテスカの子どもたちは?とお声がかかったのでした。最初は思ってもみないお話に驚きましたが、芸術という授業があるのでそこで華道の体験をお願いしました。

当日は授業参観の日で、親御さんも一緒になっての華道初体験となりました。ボランティアの方が6人もお越しになって、マンツーマンで丁寧に優しく教えてくださいました。お花は、紫のトリカブト、真っ赤な鶏頭、白い可愛い孔雀草の3種類でした。未生流はお花が美しく見える生け方の型があります。あらかじめ生けてもらった見本をを見ながら、子どもたちは順番にお花を花器の中にあるケンザン(針の太いものが金属のベースに密集したものでお花をしっかり固定する)に刺して行きました。

子どもたちは思い切ってお花を切ったり、長さやバランスを見ながらケンザンに刺していくことに真剣に取り組んでいました。出来上がりはそれぞれがみんな違っていて、その子らしさがちゃんとお花に出ていました。それがとても興味深かったです。出来上がった自分の作品に子どもたちはとても満足気な様子でした。なんでも積極的にやろうとするテスカの子どもたち。その姿がとても微笑ましかったです。

その後生けたお花についてそれぞれが感想を発表し、作品を写真に撮りました。ボランティアの方々の素晴らしい指導のもと体験会は終わりました。素敵な経験をさせていただいて本当にありがたいなあと思いました。

ちなみに、別日にやまぞのさんは伊丹市の議会室を子どもたちに見学させてくださいました。人との繋がりでどんどんいろんな経験をさせてもらっているテスカの子どもたち。やまぞのさん、本当にありがとうございました。

・やまぞのさんのHP  https://yamazonoyuri.jp/
・未生流のHP  https://misho-ryu.com/

※このブログはTeska Terraceを身近に感じていただけるようにと思って理事長の駒井が書き綴っております。

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