Teska Terraceの誕生4【Teska Terraceが実現したいこと】
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Teska Terraceが実現したいこと
場所選びと並行してテスカテラスをどんな学校にしようかという構想を練るのに、1年ほど時間がかかりました。たまたま私たちの想いを引き出して整理しながら一緒に考えてくれる人に出会うことができて、週1回のミーティングを重ねていきました。またいろんなフリースクールに見学に行って自分たちの作りたい学校のイメージを膨らませて行きました。そうしてやりたいことがだんだん明確になって行ったのです。
私も息子もテスカテラスで実現したかったことは、「子どもたちが生きていることが幸せだと思えるような人生を送ること」です。
私は子どもの不登校を通して常に比較される、ジャッジされる日本の教育が自己否定を生んでいることに気づきました。子どもや若い人たちが自分を良しと思えないことがどれだけ辛いことかを目の当たりにしてきたので、自分を肯定できて大丈夫だと思える教育をしたいと強く思っていました。
息子も9年間の教育現場でやはり同じようなことを感じてきました。学校に安心安全が確保されることが大前提になければ、子どもたちは挑戦もできないし、自分で考えることもできない。ましてや自分軸で生きることができなくなる。自分の人生を自分が主導権を持って生きていけるような子どもに育てたい。そんな思いがありました。
「私たちには夢があります。それは子どもたちが未来の社会で幸せに生きていけることです。」
私たちの想いを乗せたこの言葉がようやく生まれた時、心が震えました。それを実現するために私たちはテスカテラスを作る!1人でも多くの子どもたちが笑顔で幸せに生きていけるために。
私たちはプロジェクトが始まってから3年の歳月の中で、強い決意と覚悟ができていました。
つづく
※このブログはTeska Terraceを身近に感じていただけるようにと思って理事長の駒井が書き綴っております。