親は有能なコンサルタントになる
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親は有能なコンサルタントになる
前回に続き、親業で学んだことで印象に残ったことをピックアップします。
子どものことをクライアントとして捉え、そのクライアントから雇ってもらえるようなコンサルタントに親がなることを教えられました。さて、有能なコンサルタントとはどんな人でしょうか?親自身が子どもの立場に立って考えてみる。またはご自身の親にどんなことをしてもらったら嬉しいかを考えてみる。そうしたらわかりやすいと思います。もし、次のようなことをしてもらったらどんな気持ちになるでしょうか?
1、子どもの話に耳を傾けてしっかり聞く
2、親の考えを押し付けない
3、子どもの事情も聞かずに責めない
4、子どもが納得いくまで話す
5、最後は子どもに判断を任せる
こんな親だったら、なんて理解のある尊敬できるいい親だろうと思いますよね。でも残念ながら私たち親はたいてい真逆のことをしてしまっています。しかも真逆のことを良かれと思ってやってしまっているのでそれがどんなに子どもによろしくない影響を与えているかも気づいていない場合が多いと思います。
改めて子どもの立場に立って考えてみると、子どもが心を開いたり、相談したい、話をしたいとは思えない状況を親が作り出していることに気づくのではないでしょうか?
親も子どもとの良い関係性の作り方を誰にも教えてもらえずに、ここまで来てしまったので仕方がないと思います。でも、これから変えたいと思うのであれば、上記のことを挑戦して、失敗を繰り返しながら経験値を積んで少しづつコンサルタントの技術を上げていくしかないんだろうなと思います。
ただこれはなかなかすぐには上手にできないことですが、でもやってみる価値は大いにあります。なぜなら将来にわたって子どもとの良い関係性を築いていきたいのであれば努力なしでは有り得ないからです。とても大変なことですが、続けていけばお互い1人の人間として尊重し合える時が来ます。時間はかかりますがどんなことよりも価値ある努力だと思います。私自身も長い時間をかけて失敗を繰り返しながら技術を習得してきました。今は、本当に諦めずに頑張って良かったと思っています。
つづく
※このブログはTeska Terraceを身近に感じていただけるようにと思って理事長の駒井が書き綴っております。