Teska Terraceで大切にしたいこと2
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明るい声かけ
息子が教師時代に大事にしていたことは、前向きで明るい言葉かけを心がけることでした。それをすることで子どもたちが自分に自信を持つことができ前向きになっていくことを何度も経験していたからです。言葉は伝染し空気を作ります。学級運営をスムーズに行うためにも子どもたちにストレスを感じさせないようにするためにも、質の高い言葉かけは大きな影響力となってクラスの安心安全な風土を作り出して行くと息子は言います。
さてお母さん、お父さん、かつて親や先生から前向きな明るい言葉かけをしてもらったことはあるでしょうか?あまりないですよね。言われて嫌だなあと感じていた言葉はたくさんあったと思います。例えば「ちゃんとしなさい。〜ができていない。」など人と比較されたり、否定される言葉が多かったのではないでしょうか?その言葉は子どもの自己肯定感を下げ、やる気を奪って行きます。
私たち大人も子どもたちもそんな言葉かけをずっと小さい頃からされているので、いつの間にか自分に自信を持てなくなり、自分を責める癖がついてしまっています。それは恐ろしいことに教育の中で培われてしまっているのです。小さい時にどんな言葉かけをしてもらっていたのかによって、自分のベースになる思考ができてしまいます。それくらい言葉には威力があるので子どもたちにはできるだけ良い言葉かけをすることを息子は実践してきたのでした。
私が息子の話で特に印象に残っているのは、失敗した時に「ナイストライ!」と子どもたちに声をかけることでした。挑戦したことが素晴らしいんだと子どもたちに伝え続けました。今の子どもは失敗を極端に恐れます。それは失敗すると叱られる、色々と突かれる経験をしてきたからなんですよね。もし、「ナイストライ!」と言ってくれる人がいたらどうでしょう?失敗が怖くなくなりますよね。むしろ失敗は素晴らしいんだと思えるようになったら、どんどん挑戦して行きます。挑戦することで小さな成功体験を積み、自分を信じることができるようになる。それは子どもたちの心も強くしていきます。だから先生や親は子どもにかける言葉にもっと責任を持つ必要があると思います。
つづく
※このブログはTeska Terraceを身近に感じていただけるようにと思って理事長の駒井が書き綴っております。