Teska Terraceの誕生3【ようやく見つけたTeska Terraceの場所】
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ようやく見つけたTeska Terraceの場所
学校の場所は自然が近くにあることにこだわっていたため、地方にばかり目が向いていました。開校が2025年4月というのが決まっていたので悠長に探している時間はもうありませんでした。そこで思い切って自分たちの住む北摂で、しかもビルのワンフロワーを借りて小さいところから始めようと180度発想を変えて探すことにしたのでした。
物件でこだわったのが大きな公園がすぐそばにあること。北摂だと自然は遠くなるけれど公園があれば、子どもたちが体を動かせることはできると思ったのです。そして懇意にしている不動産屋さんに依頼したところ、該当する物件が吹田市に1つだけあったのです。そこはアクセスもいいし、公園が歩いて3分のところにあり、物件の広さも許容範囲だったのですぐに決めることにしました。
なんと考え方を変えたら、わずか1週間であっという間に見つけることができたのでした。
ようやく決まった学校の物件のリノベーションは、2022年の滋賀県の土地探しの時からご協力いただいていた京都工芸繊維大の学生さんにお願いしました。なぜ京都工芸繊維大の学生さんと繋がらせていただいたのかというと、テスカテラスの理事の高岸さんがその大学の教授と懇意にされていたことがきっかけでした。教授は私たちのプロジェクトに対して、「学生たちの勉強になるので協力したい」と申し出てくださったのでした。
その後、教授と学生さんたちとは何度も何度も打ち合わせを繰り返しました。参考になる建物や内装があれば関東の方まで一緒に付き合ってくださったり本当に親身になって考えていただきました。ワクワクしながら作り上げていくことができたこと、本当に皆さんのおかげだと思います。
そして実際に設計をしてくださったのは濱田設計事務所の代表の濱田さんでやはり京都工芸繊維大出身の方でした。濱田さんには、学生のみなさんと大枠の構想を固めたところから入っていただきました。最終図面が出来上がったのは2023年の12月でした。
1年がかりでみなさんに私たちが満足するものを作っていただけたことは本当にありがたいことでした。
2024年1月からリノベーションの工事は始まり5月に引き渡しが完了しました。こうやってようやくテスカテラスは3年かかって出来上がったのでした。本当に長い道のりでした。
つづく
※このブログはTeska Terraceを身近に感じていただけるようにと思って理事長の駒井が書き綴っております。