駒井家の不登校8【28歳で教師に!】
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28歳で教師に!
教職過程を終えて無事大学を卒後し、初めての1次の教員試験を受けた息子は、帰ってくるなり「滑った〜〜〜〜〜〜。あかんかった。」と落胆していました。合格発表の日はみんながどうせ無理だと思っていたので全く期待もしていませんでした。しかしながら「合格した!」と息子から電話が入って、本人も家族も友達も号泣し大騒ぎになりました。どうやらその年は競争倍率がいつもの年よりも低くかったことや、意外に回答ができていたことなど、また運も良かったこともあり予想もしなかった驚く結果になったのでした。私は嬉しくて、嬉しくてこんな奇跡のようなことが起きた事に対して神様に感謝せずにはおれませんでした。
そして秋にある2次の面接や実際に授業する試験に合格したら、晴れて次の年から教師となれたのですが、残念ながら2次試験は不合格となりました。ただ、1次が合格したことで講師として翌年から学校現場に入れることになったのです。
28歳で吹田市の小学校の講師になった息子はサッカーのコーチの経験が功を奏し、子どもたちの心を掴むことは難なくでき、クラス運営が思ったよりも上手く進めることができました。息子が心がけたことはクラスに安心安全な空気を作ることでした。例を挙げると「失敗をするのは恥ずかしいことではない。失敗はむしろいろんなことを教えてくれる。だからどんどん挑戦して失敗していいんだよ。」失敗をむしろ良しとし、挑戦する気持ちを応援することを子どもたちに教えたのでした。そうすると子どもたちは人の失敗に対して批判しなくなり、積極的にいろんなことにトライをするようになりました。息子は安心安全な空気を子どもたちと一緒になって作っていったのです。
私はその話を聞いてなるほどなあと思いました。先生の良い声かけが子どもたちを変えていくんだなあと・・・・。
つづく
※このブログはTeska Terraceを身近に感じていただけるようにと思って理事長の駒井が書き綴っております。