駒井家の不登校④【息子の高校進学】

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2024.07.16
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息子の高校進学

中学3年の11月、突然「俺、高校に行くわ」と言った息子は、「塾に行かせてほしい」と言うので個別指導塾に通うことになりました。高校のことを考え始めたのはどうやらヤンチャしていた友達が行くと言ったことがきっかけのようでした。塾の先生からは、「内申もないし、全く勉強が追いついてないので高校はどこも受からないでしょう。もっと早くに来ていたらなんとかなったかもしれないのに・・・・・。」と言われる始末。それでも息子は高校に行くと言い張り勉強を続けました。
結果、公立も私立も最低ラインの高校でさえ受かりませんでした。諦めきれない息子は、先生に相談したところ「通信制高校がある」と教えてもらい大阪府茨木市の山手にある向陽台高校に通うことになったのでした。

 

それから話は前後しますが、息子は中学3年の3学期に学校に行き始めました。最初の1週間はクラスの人から全く声をかけれることもなく辛かったようですが、自分から勇気を出して話しかけたらみんなが親切にしてくれたとのこと。卒業式も出席してみんなと嬉しそうに写真も撮っていました。「もっと早く学校に戻ればよかった。意外に学校は楽しいもんやと思った。」とほとんど行かなかった中学校の最後にいい思い出ができたのは、本当に良かったなあと思います。

 

その後息子の高校生活が始まったのですが、学校には週に1、2回授業に出るくらいでそれ以外はほとんどバイトをしていました。最初のバイトは家の近くのガソリンスタンドで朝から晩までハードに働いていました。

 

半年くらい経ったある日、息子が突然「一人暮らしをしたい。」と言うので夫も私も驚いてしまいました。まだまだ子どもだと思っていたのですが、バイト先で仲良くなって影響を受けた先輩から「親にいつまでも世話にならずにそろそろ一人暮らしをして自立をした方がいい」と言われていたようで、いつの間にか自立の一歩を踏み出そうとするくらい変わってきていたのでした。
つづく

 

※このブログはTeska Terraceを身近に感じていただけるようにと思って理事長の駒井が書き綴っております。

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