状況判断ができる子ども
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状況判断ができる子ども
今週の月曜日、料理の時間にみんなで流しそうめんをしました。
テスカテラスで今までに作った料理は、カレー、たこ焼き、餃子、味噌汁、チャーハンがあります。最初の頃に比べると子どもたちは準備、段取り、料理、あと片付けなどを指示を待つのではなくそれぞれが考えながら動いているなあと思います。料理は特にいろんな能力をフルに使って進めて行くので、なんとかする力がどんどん身について行ってるなあと思います。
状況判断をするということをテスカテラスでは重視していて、「今何をしたらいいのか考えて」という言葉かけをたくさんします。それが大事だと思うのは、起きてくることに冷静に対応する力、先を見る力、慌てない力、自分で決断する力を養うことができると考えているからです。人に指示されてからやるのでは、この力は育むことはできないと思います。考えてみれば日々、判断することの連続ですが、親がいちいち指示しすぎたり、管理しすぎると、親の許可をもらわないと動けない子になってしまいます。それは子どもにとって今はいいかもしれませんが、将来とても辛いことになります。口出ししない、待つ、失敗させる、これが大事なんですよね。生きる力を育む。状況判断ができるようになることは子どもの自立への道につながります。
さて、そうめん流しですがみんな狂喜乱舞してそうめんの取り合いとなりました。組み立てていたプラスチックのそうめん流し台は
みんなの取り合いで、時折水が溢れ出て洪水状態になったり、周りがびしょびしょになったり、大騒ぎでしたがみんなたくさん食べて大満足でした。そしてご馳走様をして「はい!片付け!」と号令すると一斉にみんなは動き出し、あっという間に片付けが終わりました。本当にすごいし気持ちいい!やるべきことがわかって動いている子どもたち。状況判断ができている子どもたち。この子たちはどんな風になって行くのかなと楽しみです。
つづく
※このブログはTeska Terraceを身近に感じていただけるようにと思って理事長の駒井が書き綴っております。